遺影は家族が、故人の生前の面影を想い起こしたり、お孫さん、ひい孫さんたちに語り継ぐための大切なお写真です。 いざという時、家族があわてないためにも、是非生前に、これが私のベストショット、という一枚を撮っておかれませんか。

2011年8月15日月曜日

観音様に「生きる」の文字

お盆の期間中、沢山の人々がお墓参りにいらっしゃいました。
朝4時から、夜は7時ごろまでお寺の駐車場はずっと満車状態。いつもの境内とは、まったく異なる風景です。

真国寺に向ってくる坂を上がった右手の方に、聖観音さまがいらっしゃいます。永代供養のお墓としてたくさんのご先祖様がお入りになっておられます。

聖観音さまの下は、六角形のドームのようなかたちをしているのですが、そこには堂々と「生きる」の文字が書かれております。何故お墓に「生きる?」と不思議に思われる方もいらっしゃいます。

いろいろな解釈があるかと思いますが、

「死と生は繋がっている。」 
「死を意識することで、初めて生が活きてくる」

といった意味があると住職はいっております。


え?と思うこの考え方が、遺影を準備することと、似ている気がします。

今まで生きてきた証を、形に一つ残すことによって人生に区切りをつける。そのことが残された限りある時間を、どう自分らしく生きていくかと考えるきっかけになればいいなと思って、撮影させて頂いております。

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